世界には約500種類ほど、インドネシアには４５ほど種類と生存すると言われています。針なしミツバチは植物の受粉において重要な役割を果たしています。
針なしミツバチは、西洋ミツバチや日本ミツバチなどとは異なり、熱帯・亜熱帯地域に生息するミツバチです。体は普通のミツバチより小さく、その名の通り、外敵を刺す針を持たないミツバチです。
西洋ミツバチや日本ミツバチははちみつを蓄える巣房をミツロウで作りますが、針なしミツバチは巣房をプロポリスで作ります。
プロポリスはハチが植物の樹脂と自らの分泌液をまぜて作った巣を雑菌やウイルスから守るための天然の抗菌物質です。そのため、針なしミツバチのはちみつにはプロポリスが溶け込み、天然の抗菌作用を持つと言われています。そのプロポリスは外敵から身を守る役割にもなります。
プロポリスは、医療に広く使われている液体プロポリスを作るための主成分です。
日本のミツバチやヨーロッパのミツバチよりは蜂蜜の生産量が少なく、水分が高く、酸性度が高く、炭水化物が低く、抗酸化レベルが高い傾向があります。多くの研究は、針無しミツバチの蜂蜜が特別で、普通の蜂蜜よりも優れていることを示しています。